現在の農業の現状
今回の記事では、不適切な内容や反対意見・嫌な思いをする方々が、多々有ると思いますが、今現在の日本での農業従事者の苦労を少しでも知って頂きたく、あえてこの記事を載せさせて頂きました。
殆どの農家の方々は、資材の高騰の煽りや農産物の価格の据置での収入減少に、とても苦労しています。
現在色んな商品の物価高が有ります。
この物価高の多くは、農家を含む1次生産者以外の業種が多く、農業を含める生産者はこの物価高の煽りも多少は有り、一部の農産物を除き、価格据置が未だに続いています。
合わせて、「規格外品」の販売が少しづつ増えては来ましたが、未だに農家が生産した農産物は、ほとんど流通を重視した「規格品」のみの販売が中心で、一部の「規格外野菜」は、消費されず圃場他での廃棄も一向に少なくならず、食のSDGsの隠れた問題「隠れフードロス」に繋がっています。
この現状をどれ位の消費者が理解して、農産物を購入して頂いているでしょうか?
我々農家の殆どの方々は、消費者の方々が「美味しい」と食べて頂く事が一番嬉しく、日々の手入れの励みになります。
しかし農業界には大きな問題が沢山有ります。
現在の農業は、高齢化や後継者不足と資材高騰で、農業従事者の減少が進んでいて、今後いつでも何処でも、安心して食べる事が出来なくなる又は食料減少で買いたくても買えなくなる事も懸念されています。
消費者の方々は、現在の物価高騰続きで、出来るだけお安く購入したいと思います。
その中で、農産物の殆どは、一部数量の減少での価格高騰以外は、「昔と余り単価が変わらず販売しなければいけない」、この難しいい問題に、少しでも構いません、目を向けて頂きたいと、一農家の一人として切に願います。